小学生のときってめちゃめちゃ工作をしてたと思う。だって図工っていう科目があった。ほかにも習字とかもあったから、工作以外にも、作品を作る機会は今と比べてべらぼうにあった。
しかもそれらはだいたい校内に展示される。図工で作ったものだったら、図工室に並べておいたりして。少なくとも授業のさいごにみんなで評価をしよう、みたいな時間があったので、他の人の作品を見ることができた。
誰もが作品を作るし、誰もが作品を展示するし、しかもそれが年に1回だけではない。いま考えると楽園のようで、工作が得意でない人の作品を見れるという点で、僕にとってはMaker Faireよりも魅力がある。
僕は当時いちばん好きだったのは夏休みの工作の展示で、普段あんな適当なやつがものすごい作品を作っているぞとか、あんな勉強できるやつでも工作はそうでもないぞとか、そういう楽しみ方をしていた。あとはとにかく(いい意味で)がらくたのオンパレードになりがちで、平気でわけのわからない作品が並んでいるのも面白かった。すべてに作品のタイトルと工夫した点が書かれた紙が貼ってあり、1時間で作ったような作品はたいていどうでもいい工夫が書かれていて、それを読んで友達とゲラゲラ笑っていた。僕は昔はそれほど工作にのめり込んでなくて、夏休み最終日に30分で作ったものを提出していたから、たぶんゲラゲラ笑われてたと思う。
昔の自分が何を考えていたのかまったく思い出せない。なんで面白かったのかわからない。だから昔の自分はこうだったとかいう話をしても意味が無い(だってうそになるから)。上に書いたのは事実の記憶で、考えていたこととは関係ない。もしかしたら記憶ですらなくて、今の自分の幻想かもしれない。
いま考えているのは、小学校時代のものづくりがとても輝いて見えて、その理由のひとつは、それがみんなが作品を作ってみんなが展示してみんなが評価をしていた普遍的なものづくりだということ。
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